ローカルツーリズム(福岡県福岡市)は、福岡県宗像市大島の宿泊施設「VILLA MINAWA」に、薪式の瞑想サウナ「SAUNA -MURO- 宗像大島」をオープンする。世界遺産・沖ノ島を望む絶景地に、奈良時代の石室風呂(むろ)を現代に再現。火、土、水、風といった島の自然と一体になり、五感の奥で「ととのう」究極の体験を提供する。

火と土と静寂、古代日本の「蒸気浴」を追体験。
その蒸風呂(サウナ室)は、視覚情報を遮断するため照明を最低限に抑え、壁には大島の土を混ぜた漆喰を施し、まるで洞窟のような空間を演出。Harvia社の大型薪ストーブが、身体を芯から温める。コンセプトの源流は、約1300年前の奈良時代に使われたという石室風呂。フィンランド式サウナのイメージとは一線を画し、日本古来の「蒸気浴」の原初的な姿を再定義する試みだ。ロウリュには、島の御神酒文化を継承し、甘夏などをブレンドした専用アロマ水を用意する。


大地の恵みを感じるアースバッグの水風呂と、絶景の外気浴。
サウナを出た先には、大島の土を積み上げたアースバッグ構造の水風呂が待つ。大地の恵みである井戸水100%に身を浸せば、まるで地面に抱かれるような深い安らぎと解放感を味わえる。さらにテラスへ向かえば、眼下に玄界灘の絶景が広がる。風と波音に包まれて行う外気浴は、時間の感覚を失うほどの没入体験。夕暮れ時には玄界灘に沈む夕日、夜には漁火が灯る幻想的な海を眺めながら、究極のととのいへといざなう。


世界遺産を望む聖域で、日常から隔絶された時間を。
この施設は「VILLA MINAWA」の宿泊者限定で利用できる、プライベートサウナ。禁足の聖域・沖ノ島を望む特別な場所で、日常から完全に隔絶された時間を過ごせる。サウナ後には、地元食材を用いたBBQや焚き火を楽しむことも可能。歴史と文化を感じながら、自然と一体となり、己と向き合う。ここは、単なるサウナ施設ではなく、人間本来のエネルギーを甦らせるための聖域といえるだろう。

