長野県・軽井沢に位置する「星のや軽井沢」で、豊かな自然を舞台にクマと人の共存を学ぶエコツアー「軽井沢ネイチャーステイ-冬-」が12月1日から始まる。軽井沢で110年にわたり自然環境と文化を守り続けてきた星野リゾートが「ピッキオ」と共に企画したこのツアーは、冬の軽井沢で森や野生動物について知る特別な体験を提供するだろう。

静寂の冬の森でクマの生態に触れる「プライベートネイチャーツアー」

「星のや軽井沢」では、軽井沢町でクマの保護管理を行う「ピッキオ」と協力し、冬眠前のツキノワグマの生態や、野鳥観察などを含むプライベートツアー「軽井沢ネイチャーステイ-冬-」を開催する。このツアーは1日1組限定で、静寂に包まれた冬の軽井沢の森で、野生動植物の生態を学べる特別な機会を提供するものだ。
ピッキオは、1998年から軽井沢でクマの保護活動を行っており、20年以上の知見を活かし、クマと人間が共生するための方法を探ってきた。ツアー参加者は、クマが残した爪痕や食事の痕跡を辿りながら、クマ対策のゴミ箱や捕獲用のドラム缶檻も見学する。また、ツアー後には、ピッキオが導入した「ベアドッグ」との触れ合いも体験できる。
冬の軽井沢では、木々の葉が落ち、隠れていた野鳥たちの姿が見えやすくなる。ピッキオが提供するバードウォッチングでは、シベリアから渡来する冬鳥の観察や、彼らが厳しい冬を生き抜く姿を目にすることができる。雪が積もれば、動物の足跡を辿る「アニマルトラッキング」も楽しめ、足跡から動物の行動や生活を読み解くことができる。
またツアーの締めくくりには、宿泊者専用の「森のほとりCafe&Bar」を貸し切り、静かな冬の夜の森を体験できる。ケラ池の畔に位置するこのバーでは、信州の果実やハーブを使った特製ホットカクテルとともに、森をイメージしたスイーツが提供される。暖炉の灯りと星空の下で、冬の森の美しさを味わいながら、リラックスしたひとときを過ごすことができる。

ホームページはこちら