京都府の分譲マンションとして初めて、株式会社日比谷花壇監修のバイオフィリックデザインを導入した「ブランズ伏見桃山」が竣工した。この環境先進マンションは、自然素材や植物を取り入れたデザインによって、住む人々に癒しや集中力向上の効果をもたらすことが期待されている。また、太陽光パネルの設置や屋上緑化など、環境に配慮した取り組みにも力を入れており、持続可能な未来を見据えた住まいとなっている。
自然とのつながりと環境対応技術が融合したマンションライフ。
「ブランズ伏見桃山」は、京都府の分譲マンションで初めてバイオフィリックデザインを採用した物件だ。バイオフィリックデザインとは、建築空間に自然の要素を取り入れ、住環境に自然との調和をもたらす設計手法で、近年、特に欧米で注目されている。ラウンジからは中庭の緑豊かなオーナーズガーデンを臨むことができ、室内にも観葉植物や天然素材がふんだんに使用されており、住む人々に癒しと安らぎを提供する。
日比谷花壇は、1872年創業の老舗花屋で、花や緑を取り入れた空間デザインで高い評価を得てきた。今回のプロジェクトでは、「ラウンジで自然に囲まれながら、集中したテレワークやリラックスした読書ができる空間」をコンセプトにバイオフィリックデザインを取り入れ、マンションに暮らす人々のストレス緩和や心の健康に寄与することが期待されている。
同時に「ブランズ伏見桃山」では、持続可能な未来を見据えた環境先進技術が多数導入されている。まず建物は「低炭素建築物認定」を取得しており、これにより入居者はエネルギーコストの削減や、税制面での優遇措置を享受できる。またマンションの屋上には太陽光パネルが設置され、共用部の電力をまかなうため、CO2排出量の削減にも貢献している。
また屋上緑化も行われているため、太陽光を反射して室温の上昇を抑えつつ、生態系の保全や緑視率の向上による精神的な癒し効果も期待されている。さらに防災面でも、太陽光パネルと蓄電池の導入により、停電時でも共用廊下やラウンジの照明が確保されるなど、被災時対応にも強い設計となっている。
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