群馬県草津町に誕生する会員制リゾートホテル「東急ハーヴェストクラブ草津&VIALA」が、2025年5月より第1次会員募集を開始した。温泉、自然、美食、ウェルネスを融合させた新たな滞在スタイル「Healing Green」を掲げ、都市生活に疲れた心と身体を深く癒やす体験を提供する。

地域の自然と知見を結集した“整える”宿泊体験を提案。

標高およそ1200メートルに位置し、夏でも涼しい気候で知られる草津町。そこに新たに開業する「東急ハーヴェストクラブ草津&VIALA」は、名湯・草津温泉の恵みを最大限に生かしながら、現代人の心身の調律を目的とした滞在型の施設となる。湯畑まで徒歩15分という立地に加え、建築設計には地形や樹木など草津固有の自然環境を取り入れたサステナブルなアプローチが採用されている。
このリゾートで核となるのが、「Healing Green」という新しい宿泊の概念だ。慶應義塾大学医学部の宮田裕章教授や、ライフスタイリストの大田由香梨氏ら、ウェルビーイング分野の専門家が参画する「Healing Green Studio」が、プログラムの監修を行っている。訪れるゲストに合わせて、美容、美食、健康、温泉・サウナの4領域にわたる体験が提案される。

慶應義塾大学医学部教授宮田裕章さん
ライフスタイリスト大田由香梨さん

個々のコンディションに寄り添うオーダーメイド型の滞在。

施設では、アサヒグループホールディングスと共同開発したセンシングシステムを導入。チェックイン時に体調や心身の状態を可視化し、ゲストの希望する滞在テーマと合わせて、最適なプログラムが提示される仕組みだ。たとえば、朝の呼吸法や就寝前のマインドフルネス、アロマによる自律神経の調整、旬の素材を生かした滋味豊かな食事、ミストサウナや天然温泉による深い温浴体験など、多角的に身体と心を整える内容がそろう。
各プログラムは「その人らしい過ごし方」に焦点を当てており、リゾートでの滞在が一時的な癒しにとどまらず、日常への還元にもつながる構成になっている。

今後は、「Healing Green」の思想と体験価値をより多くの人々に届けるための動画コンテンツも順次公開予定だ。第1弾では、「Healing Green Studio」を率いる宮田教授、大田氏、そして事業主である東急不動産の蛭田俊之統括部長が登場。草津の自然を訪ね歩きながら、それぞれの視点で語る「癒し」のあり方が紹介される。

動画コンテンツ第一弾 座談会
宮田教授、蛭田統括部長 草津訪問


かつての湯治文化を受け継ぎながら、科学的な視点と現代的な快適性を加えた「Healing Green」は、心身に向き合うための宿泊体験として新たな価値を提示している。草津の四季を五感で感じ、自らを見つめ直す時間がここにはある。都市と自然、科学と感性、そのすべてを融合させた“整えるリゾート”が、まもなく本格的に始動する。

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