東京都と公益財団法人東京都環境公社は、電力の効率的利用とゼロエミッション東京の実現を目指し、新エネルギー技術の開発を支援する「新エネルギーの推進に係る技術開発支援事業」を実施している。この度、令和6年度の支援事業の募集が開始された。

脱炭素化へ向けた新エネルギー技術開発を支援

この支援事業は、新エネルギーの利活用・普及に関わる調査研究や技術開発、実証、実装化までの取り組みを対象とする。具体的には、水素、アンモニア、合成燃料、再生可能エネルギーなど、従来にはない新たなエネルギー技術の開発が対象となる。
助成対象期間は交付決定日から3年以内で、都内に本店または支店を置く大企業を中心とするグループが対象となる。さらに、事業期間中には都内中小企業を1社以上含むことが要件とされる。
助成限度額は1グループあたり30億円、申請下限額は10億円で、助成率は対象経費の3分の2以内となっている。
募集期間は令和6年5月28日から9月18日まで。申請書の提出期限は10月2日となっている。エントリーシートを記入し、電子メールで送付後、申請書類一式を電子メールと郵送で提出する必要がある。各申請は、受領から2営業日以内に事務局から受付完了の連絡が届く。
選定スケジュールは、一次審査として書類審査が10月に行われ、二次審査としてプレゼンテーションが11月中下旬に実施される。最終的な交付決定は12月中下旬に予定されている。
応募には、東京の脱炭素化に資する取り組みであることが必要とされる。また、新エネルギーの利活用・普及に関する具体的な取り組みが求められる。今回の募集は、都内企業による革新的なエネルギー技術の開発を促進し、ゼロエミッション東京の実現に貢献することを目指している。
募集要項や申請様式は公式Webサイトからダウンロード可能。
問い合わせは運営事務局メールアドレス(tokyo_new_energy@tohmatsu.co.jp)まで。
この事業は、東京都環境公社からデロイト トーマツ コンサルティング合同会社に運営事務を委託して実施される。



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