シャープは、太陽光発電システムの電力を有効活用し、家電の電気代を抑制する新サービス「Life Eeeコネクト」をドラム式洗濯乾燥機に拡大することを発表した。

家電の電気代抑制に向けた「Life Eeeコネクト」サービスが進化

シャープは、クラウドHEMSサービス「COCORO ENERGY」で、太陽光発電システムの電気を家電や住設機器の運転に有効活用し、電気代を抑制する「Life Eeeコネクト」サービスの対応機器を、2024年9月に発売予定のドラム式洗濯乾燥機<ES-X12C/V12C>に拡大する。
近年、電気料金の高騰や売電単価の下落により、太陽光発電システムで発電した電気を家庭内で効率的に活用し、電気代を抑制しようとする動きが広がっている。そこでシャープは昨年から太陽光発電システムとエアコン、給湯器、冷蔵庫を連携させ、消費電力の多い運転を発電が余る時間帯にシフトさせることで、電気代を抑制するサービスを提供してきた。
今回、業界で初めて、太陽光発電システムとドラム式洗濯乾燥機の連携を実現した。日中、太陽光発電が余る時間帯に乾燥運転をシフトすることで、余剰電力を活用する。洗濯機本体の優れた省エネ性能に加え、この制御を組み合わせることで、電気代のさらなる削減が可能となる。シャープ独自の条件による試算では、洗濯から乾燥にかかる年間電気代を約30%削減することができるという。
予約時に指定した完了時刻まで、乾燥運転終了後も引き続きシワ防止運転を行うため、仕上がりはそのままに節電が実現される。このサービスにより、消費電力の多い運転を効率的にシフトし、太陽光発電の余剰電力を最大限に活用することができる。
シャープは今後も「Life Eeeコネクト」サービスに対応する家電・住設機器の拡充に取り組む方針を明らかにしている。これにより、さらなる省エネと電気代の抑制が期待される。


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