株式会社ボーダレス・ジャパンが運営する社会起業家育成機関「ボーダレスアカデミー」は、卒業生が次のステージに進むための新たな経営者コミュニティ「BAEO(Borderless Academy Entrepreneur’s Organization)」を立ち上げた。このコミュニティは、起業を経て経営者としての成長を支援するために、講座やメンタリング、勉強会を提供している。
社会起業家のための次世代経営者コミュニティ「BAEO」も発足
ボーダレスアカデミーは、2018年から社会起業家の育成を目的に活動してきた。これまでに110名以上の社会起業家がアカデミーを卒業し、各地で新たな社会課題に挑んできた。しかし事業を立ち上げた後、経営の実践段階で予想外の課題に直面することも少なくない。この背景を踏まえ、卒業生をさらに支援するための新たな経営者コミュニティ「BAEO」が誕生した。
このコミュニティでは、起業家が経営者として必要なスキルを学び合い、共に成長する場を提供している。具体的には、経営リテラシー向上のための講座や、グループでのメンタリングセッションが定期的に開催される。また、第一線で活躍する経営者や専門家を招いての勉強会や交流会も行われ、実践的な知識やネットワークの構築が可能。設立の背景には、社会起業家が経済的な自立と社会的インパクトを両立させる必要性があった。BAEOを通じて、参加者は自らの事業をより強固にし、さらなる社会課題解決に向けた挑戦を続けていく。
BAEOのプログラムは多岐にわたり、経営リテラシーを高めるための実践的な講座や、起業家同士が課題を共有し解決策を模索するグループメンタリングが中心だ。さらに月一回の「マンスリーフォーラム」では、金融や社会的インパクト投資に関する専門家を招き、参加者に新たな視点と知識を提供する。このような取り組みによって、卒業生たちは起業家から経営者としての新たなステージに進む準備を整えている。社会起業家が持続可能なビジネスモデルを構築し、社会課題解決に向けてさらに大きなインパクトを生み出すための支援を続けるBAEOの今後に期待したい。
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