サステナビリティの最前線を探る「サステナブル・ブランド国際会議(SB’25)」が、2025年3月18日・19日の2日間にわたり東京・丸の内で開催される。本会議は、企業や自治体、NPO、研究機関など、持続可能な未来を追求するリーダーが集う場として、世界各国で展開されている。日本での開催は9回目を迎え、今年も約5,000名の参加が見込まれている。会場では、最新のサステナブルビジネスや技術革新をテーマに、多彩なセッションやネットワーキング企画が実施される予定だ。

「Breakthrough in REGENERATION」— サステナビリティの革新を探る
SB’25のテーマは「Breakthrough in REGENERATION(再生の突破口)」。地球環境の持続可能性が求められる現代において、企業や社会がどのように自然と調和しながら繁栄を実現できるかが議論の焦点となる。今回の会議では、次世代素材や新技術の活用、DX・AIを駆使したステークホルダーエンゲージメント、そしてサステナブルなブランド戦略が主要なテーマとなる。
特に、ビジネスを通じて社会課題を解決し、新たな価値を創造する方法が模索される。企業が持続可能なビジネスモデルをどのように構築し、環境負荷を削減しながら成長を遂げるか。その具体的な戦略や成功事例が、国内外の専門家によって共有される。
東京・丸の内で開催される無料オープンセミナー
SB’25の一環として、一般向けの無料オープンセミナーも丸の内エリア全体で展開される。10のテーマに基づくセッションが予定されており、企業のサステナビリティ戦略、環境問題への取り組み、ネイチャーポジティブな社会づくりなど、多岐にわたる議論が行われる。
例えば、日本マクドナルドは「Planet(環境)」を軸に、脱炭素・脱プラスチックの取り組みを発表。ファミリーマートは、サステナビリティ推進部をマーケティング本部に配置した背景とその効果を語る。また、「ネイチャーポジティブ」をキーワードに、自然栽培の農業や、企業の森林保全活動にも焦点が当てられる。
さらに、「リペアカフェ」上映会では、オランダ発祥の修理文化の広がりとその社会的意義が紹介されるほか、「持続可能な未来への道」では、料理人が考える食とサステナビリティの関係性が議論される予定だ。

持続可能な未来に向けた新たなアクションへ
SB’25東京・丸の内は、単なる情報共有の場ではなく、持続可能な社会の実現に向けた実践的なアイデアを生み出す場でもある。企業や自治体、NPO、研究者が一堂に会し、サステナビリティを軸にした新たな価値創造の可能性を探る。
今後、ビジネスと環境が共存する社会を実現するためには、企業のイノベーションが不可欠である。SB’25は、そうした変革の契機となるだろう。持続可能な未来への道を共に切り拓くために、多くの参加者がこの会議から新たなインスピレーションを得ることが期待される。
第9回 サステナブル・ブランド国際会議 2025 東京・丸の内
https://sb-tokyo.com/2025/
無料オープンセミナー
https://www.sb-os-ex2025.com/