泉大津市は、東洋ライス株式会社と連携し、非常事態としての米価格高騰を受け、市民生活の安定を図るため、特別に「金芽米(きんめまい)」を販売することを発表した。この取り組みは全国初となり、官民協力による新たな形での食糧支援が期待されている。

市民の食糧確保を支える官民連携の取り組み。
米価格の高騰が日本社会の大きな問題になる中、大阪府泉大津市は市民の食糧確保を使命とし、東洋ライス株式会社と協力して「金芽米」の特別販売を開始する。この取り組みは、2022年12月に締結された包括連携協定に基づき、学校給食や妊婦向けに栄養価の高い「金芽米」を活用してきたこれまでの実績を背景に実現したものだ。
泉大津市と東洋ライスは、2025年1月に非常事態における市民への供給体制を整えるための覚書を締結しており、米不足の懸念がある中での供給体制の強化を図っていた。販売価格は5kg3,500円(税込)で、オンラインや市内イベントでの直接販売、自治会を通じた共同購入が可能となっている。
特に注目されるのは、自治会を窓口とした共同購入の仕組みで、地域の状況に応じた柔軟な対応が図られる予定。さらに泉大津市は、全国9自治体と農業連携協定を通じて、直接生産地からお米を調達する独自のサプライチェーンを構築しており、食の安全・安定を目指している。
2024年9月に開催された「IZUMIOTSU WELL-BEING EXPO 2024」では、連携自治体と民間事業者の協力のもと8トンのお米を販売し、多くの市民に食糧を提供することができている。



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泉大津市「東洋ライス株式会社との連携」
泉大津市「非常事態下における金芽米の特別販売について」