★ここが重要!

★要点
俳優の影山優佳さんを起用したカナデビアの企業ブランドCM第三弾が公開された。テーマは「資源循環」。廃棄物からエネルギーや素材といった価値ある資源を創りだす同社の挑戦「Waste to X」を、幻想的な映像とポルノグラフィティの楽曲で表現。連動するYouTube動画では、京都大学との産学連携の現場も紹介する。
★背景
サーキュラーエコノミーへの移行が世界の潮流となる中、日本でも「プラスチック資源循環促進法」などが施行され、廃棄物の再資源化はもはや理念ではなく、企業の競争力を左右する経営課題となった。ごみをどう処理するかではなく、どう価値ある資源へと転換するか——その技術力と実装力が、未来の市場を制する鍵となる。

私たちが日々出す「ごみ」は、本当にただのゴミなのだろうか。カナデビアの新CMは、その常識に揺さぶりをかける。俳優・影山優佳さんの視線の先で、空中に広がる生活ごみが、美しく輝く「資源」へと生まれ変わる。廃棄物を価値ある“何か(X)”に転換する「Waste to X」という思想。それは、地球の未来を照らす、壮大な希望の物語だ。

CMとYouTubeが連動、幻想から現実の技術へ

CM本編が、ポルノグラフィティの楽曲「ヴィヴァーチェ」に乗せて「Waste to X」のコンセプトを幻想的に描く一方、同時公開されたYouTube動画「デっカい社会科見学」では、その技術の裏側へと視聴者をいざなう。 影山さんがナビゲーターとなり、京都大学と共同で進める研究の現場を訪問。普段は見ることのできない研究施設で、廃棄物がエネルギーや新しい素材へと転換されるプロセスを、軽快なトークで分かりやすく解説する。産学連携が、いかにして未来の循環型社会を実装していくのか。そのリアルな最前線がここにある。

デっカい社会科見学「デっカいWaste to X」篇

140年の歴史を持つ企業が挑む「地球の、デっカい希望」

カナデビアは、140年以上の歴史を持つグローバル企業。造船業から始まったその事業は、時代の要請に応え、「資源循環」「脱炭素化」「安全な街づくり」へと拡大してきた。同社が掲げる「地球の、デっカい希望になれ」というメッセージは、長年培ってきた技術力への自負と、未来への責任感の表れだろう。 今回のCMは、年末年始にテレビ放映(全国・一部地域を除く)されるほか、TVerやYouTubeなどデジタルメディアでも展開。多くの人々の目に触れることで、「ごみ=資源」という新しい価値観を社会に浸透させる狙いだ。

企業ブランドCM「カナデビアなら知っている 資源循環」篇 30秒
企業ブランドCM「カナデビアなら知っている 資源循環」篇 15秒

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