★ここが重要!

★要点
サステナブルなシャボン玉と光の演出を融合した体験型コンテンツ「バブルミネーション®」が商標登録。没入型ナイトイベントとして自治体・企業からの導入相談が急増し、観光・地域活性の新たな手法として注目される。
★背景
世界的な観光競争や夜間消費の拡大、環境配慮型イベントへの需要が高まる中、“体験価値×サステナビリティ”がイベント設計の新基準に。都市公園や文化施設の夜間活用が次の成長領域となっている。

観光の主戦場は昼から夜へ。世界各地でナイトタイムエコノミーが拡大し、日本でも“夜の体験価値”を再設計する動きが加速している。そんな中、自然に還るシャボン玉と光の演出で夜空を幻想空間へ変える体験型コンテンツ「バブルミネーション®」が商標登録された。没入型エンターテインメントでありながら、環境配慮を前提とした新しい夜のコンテンツ。地域活性、観光、文化施設の再生――その可能性が広がり始めている。

夜の消費をどう生み出すか――ナイトタイムエコノミーという世界潮流

観光の国際競争が激化する中、多くの都市が夜間消費に活路を見出している。夜の街を“体験型の舞台”へ変える動きは、欧州やアジアの都市観光で顕著だ。日本でもインバウンド回復と地方創生の文脈から、夜間イベントは重要な政策テーマになった。
「バブルミネーション®」は、夜空を劇場化するプロジェクトから生まれた体験型演出。サステナブル素材のシャボン玉と光を組み合わせ、参加者が光の海の中に入るような没入体験をつくる。神代植物公園や栗林公園など、文化的価値の高い場所で実施され、SNS上での拡散力も高い。
夜間の空間を新たな文化体験へ変える試みは、単なる集客施策ではない。地域の歴史資産や自然環境を“夜の物語”として再編集する試みでもある。

環境配慮がイベントの前提に――“サステナブル体験”が新基準

近年のイベント設計では、環境負荷の低減が必須条件となった。廃棄物削減、資材循環、地域環境への配慮――単なる美しい演出では評価されない時代だ。
「バブルミネーション®」では自然に還るシャボン玉液を使用し、植栽や水辺環境への影響を考慮した配置設計、音量や時間帯の調整などを事前に協議。会場の生態系や周辺住民への配慮を前提に設計されている。
これは“サステナブルであること”が付加価値ではなく、基本仕様になったことを示す。イベント体験そのものが環境意識の教育装置として機能し、来場者の価値観に働きかける点も見逃せない。

都市公園と文化施設の再発見――夜間活用が生む新しい公共空間

昼間中心だった公共空間の使い方も変わりつつある。都市公園や博物館、美術館といった場所が、夜間イベントによって新たな魅力を獲得するケースが増えている。
歴史ある庭園や自然公園が光と音の体験空間になることで、若年層や観光客を呼び込み、地域の回遊性を高める。夜間利用は施設の収益機会を増やすだけでなく、日中とは異なる文化体験を創出する。
体験型イベントは“場所の価値”を再編集するメディアだ。昼と夜で異なる顔を持つ都市が、観光資源として多層化していく。

写真と共感の時代――SNSが拡張する経験経済

来場者の声として挙がるのは「別世界のよう」「思わず写真を撮りたくなる」という感想。視覚的なインパクトと没入感は、SNSを通じて瞬時に拡散される。
イベントの成功は来場者数だけでなく、“共有される体験”の質に左右される時代だ。写真映えや動画拡散は、観光マーケティングの重要な指標となった。
同時に、SNS時代のイベントは一過性の話題づくりに終わってはならない。環境配慮や地域文化との接続があることで、短期的なバズから長期的な価値へと転換できる。

体験型エンタメの次の一手――地域・企業・文化の共創へ

「バブルミネーション®」は自治体向け観光施策、企業のブランド体験イベント、商業施設の集客企画など多様な用途に対応する。数百名規模から数千名規模まで柔軟に設計できる点も導入を後押しする要因だ。
体験型エンターテインメントは、単なる娯楽ではなく都市文化の編集装置へと進化している。夜空に浮かぶシャボン玉は、観光と環境、地域と未来をつなぐ新しい光のメディアだ。

・ホームページ
http://outdoortheater-japan.com/

・Instagram
https://www.instagram.com/outdoor_theater_japan/

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