気象庁が発表した2025年夏の予報によると、全国的に平年を大きく上回る猛暑が予想されている。そんな中、日常の食事からできる“夏バテメンテナンス”の一つとして注目されているのが、日本の伝統食「納豆」だ。タカノフーズは春夏限定の新商品「さっぱり仕立て」を発表し、「熱中症ゼロへ」プロジェクトにも参画。さっぱりした風味と優れた栄養価を兼ね備えた納豆は、今年の猛暑を乗り切るための熱中症対策食になりそうだ。

青じそとりんご酢の香味たれで、“夏でも食べやすい納豆”を提案。
暑さが本格化する5月から8月にかけて、食欲が落ち、栄養が偏りがちになる。そんな季節に向けてタカノフーズが打ち出したのが、春夏限定フレーバー「さっぱり仕立て」。納豆本来の栄養価はそのままに、香り高い青じそとまろやかな酸味のりんご酢を使った特製たれを添付し、食欲が湧かないときでもさっぱりと食べられるよう工夫された商品だ。
この「さっぱり仕立て」は、5月上旬から全国で順次発売(北海道は中旬)されており、日本気象協会が推進する「熱中症ゼロへ」プロジェクトにも参画。パッケージには同プロジェクトのロゴが掲出されている。納豆に含まれる栄養素の中でも、特に注目されるのがカリウム、ビタミンB1、そして納豆菌による整腸効果だ。暑い季節には発汗によってカリウムなどのミネラルが失われやすくなるが、納豆はそれを補うのに最適な食品の一つ。また、腸内環境の改善は栄養吸収率を高め、全身のエネルギー代謝を促す。ビタミンB1は糖質の代謝を助け、夏バテによる疲労感を和らげる効果があるとされている。

納豆は「夏の健康維持食」、多彩なアレンジで毎日の食卓に。
納豆は「夏の食べる点滴」とも言える存在だ。疲れやすい、食が細くなる、汗をかきすぎて体がだるい…、そんな症状に納豆は手軽で強い味方になる。今回タカノフーズが提案するレシピにも、その多彩なアレンジ力が表れている。
たとえば、アボカドや長芋、キムチなどと合わせた「アボカドねばねばぶっかけうどん」は、冷たいうどんに香味たれ納豆をのせるだけの簡単メニューで、ビタミン・ミネラル・発酵食品を一皿で摂れる理想的な“夏バテ回復食”。
また、紫玉ねぎや大根と合わせた「和風納豆サラダ」は、シャキシャキとした食感と爽やかさが魅力で、納豆のクセが青じそとりんご酢の香味たれによって中和され、サラダ感覚で手軽に摂取できる一品だ。
「熱中症ゼロへ」、納豆から始める、猛暑時代の生活習慣改革。
日本気象協会が推進する「熱中症ゼロへ」プロジェクトは、気象と健康の視点から市民生活を支える取り組みだが、タカノフーズの「さっぱり仕立て」が同プロジェクトに参加したことで、夏の熱中対策食としても役立つことが期待される納豆。
納豆は安価で調理不要、かつ栄養バランスに優れており、単身世帯から高齢者、子どもまで幅広い層にアプローチできるのも強みだ。夏バテメンテナンスの第一歩は、冷房でも日傘でもなく、「納豆を食卓に加えること」から始まるかもしれない。
【レシピ紹介】

■アボカドねばねばぶっかけうどん
【材料(1人分)】
・納豆 1パック
・添付のたれ 1袋
・冷凍うどん 1袋
・アボカド 1/2個
・キムチ 20g
・長芋 30g
・オクラ 2本
・めんつゆ(3倍希釈) 50ml
【作り方】
アボカドと長芋は1cm角に切る。オクラは色よくゆでて5mm厚さに切る。
納豆は添付のたれと混ぜておく。うどんは電子レンジで解凍する。
器にうどんを盛り、麺つゆをかけて具材をのせる。

■和風納豆サラダ
【材料(2人分)】
・納豆 1パック
・添付のたれ 1袋
・水菜 1株
・大根 5cm
・紫玉ねぎ 1/4個
・レタス 1枚
・クレソン 2本
・和風ドレッシング(市販品) 60ml
【作り方】
水菜は4cm長さに切り水にさらす。大根はせん切り、紫玉ねぎは薄切りにし水にさらす。レタスはひと口大に切り、水にさらす。玉ねぎはみじん切りにする。
大きめなボウルに納豆、添付のたれを入れ混ぜ、1.の水気を切りボウルに加え和える。
器に盛りつけ、好みの和風ドレッシングをかける。