再生可能エネルギー(再エネ)の普及を目指し、9月22日に渋谷で「みんなでつくろう再エネの日!2024」が開催される。気候変動に取り組む各界のリーダーたちが一堂に会し、持続可能な未来のための知識と行動を共有する場となる。

気候変動時代の対策をみんなで考える一大イベント

気候変動が深刻化する中、再生可能エネルギーの普及が急務となっている。今回のイベントでは、再エネを軸にしたトークセッションや展示が行われ、再エネの重要性や具体的な取り組みが紹介される。主催は一般社団法人「Media is Hope」で、再エネの未来を共に作り上げようと呼びかけている。
「みんなでつくろう再エネの日!2024」には、スポーツ、ファッション、医療、メディアなど、多彩な業界のオピニオンリーダーが登壇する。特に注目すべきは、Jリーグやアルバルク東京の関係者による「スポーツ界の気候変動対応」についてのディスカッションだ。彼らは、スポーツを通じて気候変動への意識を高める試みを共有する。
また、ファッション産業の現状に焦点を当てたセッションでは、エシカル協会やサステナブルブランドの代表者が登壇し、業界がどのようにしてサステナビリティに貢献できるかを議論する。
イベントでは、再生可能エネルギーの実践的な取り組みや技術革新も紹介される。千代田区やグリーンピープルズパワー、ペクセル・テクノロジーズなどの企業が、地域や企業レベルで再エネを活用する事例を示す。
ブース展示も充実しており、再エネに取り組む若者団体や企業がそれぞれのプロジェクトを紹介。食事エリアでは、持続可能なフードやドリンクが提供され、家族や友人と楽しく再エネについて学べる環境が整えられている。
このイベントの目玉の一つは、テレビ朝日による再エネ特番「緊急報告!再エネ革命」のパブリックビューイングだ。この特番は、地域と共生する再エネや洋上風力発電について特集しており、当日は番組の生解説付き上映が予定されている。特番の放映後には、再生可能エネルギーの現場を取材したジャーナリストたちによるトークセッションも行われ、再エネの最前線に立つ実情が語られる。
午後には、マーケティングや気候不安に関するセッションも行われる。太陽光パネルの普及に向けたマーケティング戦略や、気候不安と個人の行動をどう結びつけるかといったテーマについて、専門家や実践者たちが議論する。
また、イベントの締めくくりとして、気候変動報道に貢献したメディアや報道関係者を称える「Media is Hope AWARD」の表彰式が開催される。このアワードは、気候変動に対する報道の質と量を向上させることを目的としており、今後のメディアの役割に期待が寄せられる。


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