IE Universityは、ニューヨーク・ソーホー地区に「IE ニューヨーク・カレッジ(IENYC)」を設立することを発表した。ビジネスと持続可能性に特化したこのカレッジは、IE Universityの新たな拠点となり、グローバルな教育ネットワークを拡大する取り組みの一環として位置づけられている。

ビジネス界と持続可能性の分野でグローバル活躍できる人材を育成する拠点、IENYC

IE Universityは、グラスゴー・カレドニアン大学が運営していた「グラスゴー・カレドニアン・ニューヨーク・カレッジ(GCNYC)」の運営を引き継ぐ形で開設される予定で、現在はニューヨーク州教育委員会から名称変更の認可を待っている段階だ。
GCNYCは2017年に非営利教育法人としてニューヨーク州から認可を受けており、これまでに数多くの社会的影響と持続可能性をテーマとした大学院プログラムを提供してきた。IE Universityがこの運営を引き継ぐことで、IENYCはこれらのプログラムをさらに強化し、ビジネス界と持続可能性の分野でグローバルに活躍できる人材を育成する拠点としての役割を担うことになる。
IENYCでは、2025年1月から「社会的影響と持続可能性のためのビジネス」の修士プログラムが新たにスタートする予定で、その他のプログラムも今後詳細が発表される。これらのプログラムは、IE Universityのグローバルネットワークや国連との連携を活用し、学生に多角的な視点から学ぶ機会を提供することを目指している。
また、IE UniversityとIENYCはそれぞれ独立した機関として運営されるが、学生に対しては相互連携を強化するための転校協定や交換プログラムが提供される予定で、経済的にも文化的にも豊かなニューヨークで学ぶ機会が広がることになる。
IE Universityの代表、ディエゴ・デル・アルカサール氏は、「IENYCの設立は、ビジネスと持続可能性に焦点を当てた新たな教育拠点の創出だけでなく、グローバルな教育ネットワークの強化にも寄与する」と述べた。また、GCNYCの副学長であるジャクリーン・ルブラン氏も、「IENYCはIE Universityのリソースやネットワークを活用し、社会的影響力を拡大していくことに意欲を示している」とコメントしている。
IE Universityはこれまでもビジネス界と強い関係を築き、卒業生の雇用率や国際ランキングでも高い評価を受けてきた。今回のニューヨーク・カレッジの設立は、その信念をさらに強化し、大西洋を挟んで新たな教育の場を提供する取り組みとして注目されている。
卒業生はすでに世界中で活躍しており、ニューヨーク・カレッジ設立により、その影響力がさらに広がることが期待されている。IE Universityは、これからもグローバルな視野を持ったリーダーの育成に尽力し続ける姿勢を示している。


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