ITOCHU SDGs STUDIO(東京都港区)は、「いま」の地球で起こっている問題と、伊藤忠商事の目指す未来の取り組みを見つめる常設展「地球のあした観測所」を7月18日にオープンする。この展示では、最新のApple Vision Proを活用した没入体験が可能。

地球の「あした」を見つめる展示

ITOCHU SDGs STUDIOは、東京都港区北青山に位置する施設で、伊藤忠商事が運営している。このスタジオは、SDGs(持続可能な開発目標)に関する情報発信と体験の場を提供するカルチャープラットフォームとして機能している。
「地球のあした観測所」では、伊藤忠商事が世界各地で展開する様々なSDGsの取り組みを紹介する。この展示の目的は、地球規模で今何が起こっているのかを見つめ直し、より良い未来に向けて私たちができることを考える機会を提供することだ。
また、6月28日に日本で新発売されたApple Vision Proをいち早く導入し、没入感のある体験を提供する。この体験では、伊藤忠の各カンパニーが取り組むSDGs事業について、映像とApple Vision Proを通じて学ぶことができる。
「地球のあした観測所」には、デジタル地球儀「SPHERE」も設置されている。「SPHERE」は、気象、海流、海水温、大陸移動などの地球上で起こっている現象や環境変化をリアルタイムで映し出す装置で、地球温暖化や異常気象、海洋プラスチック問題といった地球環境の課題をより深く、分かりやすく学べる。
展示には、伊藤忠の8つのカンパニーが取り組むSDGs事業を紹介する「8つのあした観測ブース」が設置されている。各ブースでは、Apple Vision Proを活用して、下記のような事業内容を体験的に学ぶことができる。

  • 繊維循環事業(繊維カンパニー):廃棄された服を回収し、再活用する事業。
  • 統合型廃棄物管理・発電事業(機械カンパニー):ごみ問題を解決し、CO2削減や水質改善に貢献する事業。
  • グリーンアルミによる脱炭素事業(金属カンパニー):製造時のCO2排出量を削減したグリーンアルミを調達し、企業へ届ける事業。
  • 蓄電池を中心としたクリーン電力事業(エネルギー・化学品カンパニー):太陽光発電に対応した蓄電池を開発し、普及させる事業。
  • wellbeans(食料カンパニー):環境負荷が少なくヘルシーな大豆の食品ブランド。
  • PROJECT TREE(住生活カンパニー):スマトラ島のゴム産業を支援するプロジェクト。
  • 海上オイル漏れ検知サービス(情報・金融カンパニー):石油タンカーのオイル流出を検出・通知するサービス。
  • ファミマフードドライブ(第8カンパニー):家庭で食べきれない食品を地域の協力パートナー経由で提供する仕組み。

「地球のいま観測ブース」では、「SPHERE」を通して、地球上で起こっている課題を観測する。これにより、地球のどこかで起こる問題が全体に影響を与えること、SDGsが地球全体で解決すべき課題であることをインタラクティブに学ぶ。

詳しくはホームページで