三菱地所ホテルズ&リゾーツ株式会社(本社:東京都千代田区、取締役社長 大島正也)は、同社が運営するロイヤルパークホテルズにおいて、皇居外苑濠のヒシ由来堆肥で栽培されたサステナブルな野菜を使用したスープを9月1日から10月31日までの期間限定で、全国12のホテルで提供する。

濠プロジェクトとの連携が生んだサステナブルな食材

この取り組みは、環境省と三菱地所グループが協力し、都市と地方を循環させる資源の再利用を目指して2017年から実施されているプロジェクトの一環。
皇居外苑濠では、夏季を中心にヒシが繁茂し、他の水生植物の生育を阻害するなどの問題が発生している。そのため、環境省は定期的にヒシを刈り取り、堆肥化する手法を導入してきた。三菱地所はこの堆肥を活用し、山梨県の有機栽培農家と協力して野菜の栽培を行っている。
今回提供されるスープは、こうした背景を持つ堆肥を使用して栽培された玉ねぎやトウモロコシを主材料としている。これらの野菜は、八ヶ岳の有機農場で育てられ、その新鮮な風味を活かしたスープとして全国のロイヤルパークホテルズで提供される。
提供期間は9月1日から10月31日までで、無くなり次第終了予定。提供される場所は、東京・日本橋のロイヤルパークホテル、横浜ロイヤルパークホテル、ザ ロイヤルパークホテル アイコニック 東京汐留など、全国12か所に及ぶ。
各ホテルでは、朝食やランチ・ディナーの一品などで、このサステナブルなスープを楽しむことができ、メニューとしてはトウモロコシを使用した冷製コーンスープ、玉ねぎを使用した温製オニオンスープの2種類が用意されている。
ちなみに冷製コーンスープは、新鮮なトウモロコシの甘みと旨みを引き出した滑らかな舌触りが特徴。オニオンスープは、玉ねぎの甘みとバターのコクが調和した、温かみのある一品だ。
この取り組みは、都心のオアシスである皇居外苑濠環境再生に携わる人々、堆肥を用いて野菜を育てる農家、美味しいスープへと昇華させるシェフたちが、都市と地方をつなぐ循環型社会の構築に寄与し、食品ロスの削減や、持続可能な社会の実現に向けた意識向上を図ることを目指している。
ロイヤルパークホテルズは、今後もサステナビリティへの取り組みを継続し、持続可能な社会の実現に向けた活動を推進する方針を表明している。

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