健康住宅株式会社が福岡市城南区にて「経年モデルハウス」をオープンする。展示されるのは、創業時に建てられ、実際に家族が27年間暮らした住宅だ。1998年に九州で初めて外断熱工法を採用した1棟目の住まいが、現在も快適な性能を維持していることを自ら証明する。グランドオープンは5月31日、体感イベントも開催される。

27年経っても劣化を感じさせない性能。外断熱と施工技術の力。

今回展示されるのは、健康住宅の記念すべき1棟目の住宅で、1998年に建てられた。特徴的なのは、当時としては革新的だった外断熱工法を採用している点だ。この工法は断熱材を建物の外側に配置することで、室内の温度変化を抑え、結露の発生を防ぐ効果がある。
築27年が経過した今でも、高い性能を保っていることが数値で証明された。断熱性能を示すUA値は0.82、気密性能を示すC値は0.2。とくにC値は現在の新築住宅でも達成が難しいレベルで、施工当時の技術力の高さを裏付けている。さらに、壁内結露がないことを確認できる見学設備も整えられており、長期間の住まいの健康状態を実感できる。

“建てて終わり”ではない。27年にわたる継続的なメンテナンスの成果。

住宅が高い性能を維持できた背景には、健康住宅による一貫したメンテナンス体制がある。引き渡し後3カ月と1年の初期点検に始まり、毎年の定期点検、5年ごとの特別点検が継続されてきた。住宅を「引き渡しで終わる関係」ではなく「住み始めてからが本当の付き合い」と捉えた同社の姿勢が、住まいの経年劣化を最小限に抑えている。
同社では、住宅性能だけでなく「機能と美と健康」を重視した家づくりを続けている。今回の展示は、リフォームや新築を検討する人にとって、「永く安心して暮らせる住まいとは何か」を考える手がかりとなりそうだ。
経年モデルハウスのグランドオープンイベントは5月31日(土)〜6月1日(日)に開催予定。詳細は健康住宅株式会社の公式サイトで確認できる。

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