2024年8月19日、注目の新ブランド「紫宙(しそら)」を基盤とした革新的な日本酒プロジェクト「紫宙3.0」がスタートした。このプロジェクトでは、出資者が自ら日本酒の酒質設計に携わり、理想のお酒をプロデュースするという、これまでにない新しい日本酒造りの体験が提供される。

消費者と酒蔵が一体となって作る新しい日本酒文化とは?

日本酒業界で注目を集めている、岩手県紫波町の紫波酒造店が手がける新ブランドの「紫宙」。「紫宙」という名称は、「紫波町」の「紫」と「宇宙」を掛け合わせたもので、天空を漂うような穏やかな酔い心地が特徴。紫波酒造店の田中文悟社長主導のもと、酒屋からの注文が相次ぎ、品切れ状態が続く人気の銘柄となっている。
今回のプロジェクトは、消費者と酒蔵が協力して新しい日本酒ブランドを創り上げる体験型プロジェクト、クラウドファンディングの新カテゴリ「SAKE 3.0」の一環で行われている。
この新カテゴリは、「WEB3.0」のDAO(分散型自律組織)の概念から着想を得ており、消費者が主体となって日本酒市場の活性化を目指すプロジェクトとなっている。
プロジェクトでは、出資者が「紫宙3.0」のタンクオーナーとなり、紫波酒造店と直接コミュニケーションを取りながら、どのようなお酒を造りたいか提案することができる。オーナーの提案に基づき、酒蔵から具体的なスペック案が逆提案され、その案に基づいて実際に製品化が進められる。リアルな酒蔵体験や、プロジェクトに貢献したオーナーにはアンバサダー任命のチャンスも用意されている。
2024年8月19日から9月8日までの期間で出資者を募集し、その後、オンライン会議やリアル酒蔵体験を通じて、具体的な酒質設計や製品のスペックを決定していく。2025年5月には「紫宙3.0」が完成し、出資者にリターン品として届けられる予定。一般販売も予定されており、プロジェクトを通じて生まれた日本酒が広く市場に出回ることとなる。
この「紫宙3.0」プロジェクトは、単なる日本酒の製造・販売に留まらず、消費者と酒蔵が一体となって新しい日本酒文化を創造し、市場を活性化させることを目指している。プロジェクトを通じて生まれるお酒が、未来の日本酒文化の一翼を担うことが期待される。


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