★要点
英国のOpen Planet Studiosが製作した長編ドキュメンタリー「How to Live on Earth」が、2026年9月20日(日)、YouTubeで全世界に無料公開される。
案内役は俳優のベネディクト・カンバーバッチ。上映時間96分。人間が自然と「敵対する」のではなく「組む」ことで課題を解決し始めている現場を、世界各地の取材と映像で描く。
2026年6月から一部の劇場で先行公開され、各地でのプレミア上映や政策決定の場でのアドボカシー上映を重ねてきた。その集大成として、国境も料金も取り払った形での公開に踏み切る。
日本時間では9月21日(月)午前3時から視聴可能になる。
★背景
自然をめぐる議論は、この数年で「守るべき対象」から「経済と暮らしの土台」へと重心を移してきた。2022年の昆明・モントリオール生物多様性枠組、企業に求められるTNFD開示、各地で進む自然資本の測定。
一方で、こうした話題は専門用語と数値の世界に閉じこもりやすい。企業の開示資料や国際会議の議論を、一般の人がどう受け取るのか。その回路は、まだ細い。
映像は、その細さを埋める数少ない手段だ。指標でも規制でもなく、物語として自然との関わりを伝える。しかも今回は、劇場でも配信プラットフォームでもなく、YouTubeで無料公開される。
誰でも、どこでも、無料で。この配給方法そのものが、ひとつのメッセージになっている。
「地球での暮らし方」。
そのまま訳せば、ずいぶんと大きく出たタイトルである。
だが製作陣が用意したのは、説教でも警告でもないという。エグゼクティブプロデューサーのジョニー・ヒューズ氏は、人類が自然と戦うのではなく、自然と協働する未来は、そう遠くないかもしれない——観客にそう気づいてほしかった、と語っている。
2026年9月20日(日)、そのドキュメンタリーがYouTubeで世界に開かれる。
日本からは、9月21日(月)午前3時。
「守り方」ではなく「暮らし方」
製作はOpen Planet Studios。The Villars Institute、Silvaniaとの協働で制作された。
監督はフレディ・デヴァス氏。プロデューサーはデヴァス氏とジョニー・ヒューズ氏。エグゼクティブプロデューサーはヒューズ氏とコリン・バットフィールド氏が務める。上映時間96分、言語は英語。
作品が掲げるのは、究極の「ハウツーガイド」という位置づけだ。
自然を守るための行動指針ではない。人間が自然と手を組むことで、最も大きな課題を解いていく——その実例を、世界各地から集めている。
撮影地はメキシコのカラクムル生物圏保護区、バハマ、ニューヨークのタイムズスクエアなど。密林も、海も、都市の交差点も、等しく「自然と人間が出会う現場」として扱われる。
製作側の説明によれば、作品の基調は希望である。心を温め、楽しませ、活気づける。自然が豊かになり、同時に人間も豊かになる未来は、手の届く範囲にある——そう示す構成だという。
危機を数え上げる環境ドキュメンタリーは、すでに数多い。この作品が挑んでいるのは、その先である。
劇場から会議室へ、そして無料公開へ
公開までの道筋が、この作品の性格をよく表している。
2026年6月から一部の劇場で先行公開。その後、各地域でのプレミア上映、業界別のイベント、政策決定の場を意識したアドボカシー上映を重ねてきた。
つまり、映画館で消費される娯楽としてではなく、議論を起こすための道具として先に流通させた。
そのうえでの、全世界無料公開である。
Open Planet Studiosは、これを出発点だと位置づけている。行動を促し、すでに変化を起こしている人々を支え、自然のための世界的なムーブメントを育てたい、と。
今年7月、熊本市で開かれたGLOBAL NATURE POSITIVE SUMMIT 2026の会場でも、カンバーバッチ氏が登場する新作映像の予告編が紹介されていた。そこに映っていたのは、すべてを解決するヒーローではなく、この世界に迷い、立ち止まる一人の人間の姿だった。
別の惑星へ逃げるのではなく、この地球で生きることを選び直す。
9月20日、その96分が、誰の手にも届く場所に置かれる。
公開情報
「How to Live on Earth」
公開日時:2026年9月20日(日)11am PDT/2pm EDT/7pm BST/8pm CET
日本時間:2026年9月21日(月)午前3時
視聴:YouTube(無料)
監督:フレディ・デヴァス
プロデューサー:フレディ・デヴァス、ジョニー・ヒューズ
エグゼクティブプロデューサー:ジョニー・ヒューズ、コリン・バットフィールド
製作:Open Planet Studios(The Villars Institute、Silvaniaとの協働)
上映時間:96分/言語:英語
公式サイト「How To Live On Earth」
https://howtoliveonearth.net/
Open Planet Studios(YouTubeチャンネル)
https://www.youtube.com/@OpenPlanetOrg
FAQ
Q. 「How to Live on Earth」はどこで観られますか?
A. YouTubeで無料公開される。日本時間では2026年9月21日(月)午前3時から視聴可能になる。Open Planet Studiosの公式チャンネルで配信される。
Q. どのような内容の作品ですか?
A. 人間が自然と対立するのではなく、自然と協働することで大きな課題を解決し始めている事例を、世界各地の取材を通じて描く長編ドキュメンタリーである。案内役は俳優のベネディクト・カンバーバッチ。上映時間は96分。
Q. なぜ無料で公開するのですか?
A. 製作元のOpen Planet Studiosは、作品を通じて行動を促し、すでに変化を起こしている人々を支え、自然のための世界的なムーブメントを育てることを目的として掲げている。誰もが、どこからでも観られる形にすることが、その手段と位置づけられている。
Q. 劇場公開はされたのですか?
A. 2026年6月から一部の劇場で先行公開された。その後、各地でのプレミア上映や、政策決定の場を意識したアドボカシー上映が重ねられ、今回の全世界公開に至っている。
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